経験と失敗を乗り越えて出会いは今も広がる。

私の初めてのキスも、処女喪失も
すでに結婚の約束までしていた彼女のいる男だった。
それでもよかったの。好きで好きでたまらなかったから。
つかの間の間だけ、彼のなにもかも私だけのものだったから。
でも、次第に私が彼を求めすぎて彼女と別れてと迫ったら、彼との関係は
破綻した。
「彼女のことは左脳で好き、私の事は右脳で好き」なんて都合の良すぎる
酷い男。右脳で好き、なんて結局心とカラダだけでもともと彼の将来に私なんていなかったのね。
でも、それははじめからわかってたこと。
それでも、彼の唇が私の唇と肌、首筋、胸…そして乳首に吸い付くあの気持ちよさが
を考えるだけで私は濡れた。そして彼の事がわすれられず半年ほど泣き続け
やがて新しくできた本当の彼氏のセックスも満足できず上手くいかずに別れた。

数年後。
彼と私の共通の友人のライブに行ったら、やっぱり彼と再会した。
彼は彼女とはその後同棲1年後別れており彼女はいなかった。
私はすでにまた新しく恋人ができていた。来年には結婚する予定だ。
「ひさしぶり」
轟音の中、私の耳に近づけて彼は言う。必要以上に近い。
あの唇の熱を感じる…以前の彼とかわらない。
私が話そうとすると、逆に耳を思いっきり近づけてくる。
彼の髪の毛が口の中に入りそうになる…。
ピンときた私。彼はちょっとムラムラしている。

ふっ
とよっぱらったふりしてふざけて息をかけてみる。
「なにすんだよったく!」
必要以上に人前で友達ぶるのは「エッチなことしよう」の合図だった。

友人に挨拶して別れ、ふざけ会いながら
人気のない路地に入る。
ぐっと唇を押し付けられた。なつかしく私を狂わせるキス。
私は大きく口を開けて舌を絡ませ、彼の脚に片足を押し入れ、密着した。
頭は真っ白。息苦しくきもちよさの絶頂。

彼はとっさに私の胸…服の上から乳首の位置をきゅっと指で刺激した。
うわあ、私のカラダを覚えていたんだこの人…。きもちよさとうれしさのなかで
でも大事に抱かれたいという思いが強かった。私は来年別の人と結婚する。
たぶんもう今日で最後。
「ねえ、外はまずいよ…どっか入ろう」

私たちは無言でお互いの指をさすりあいながら
すぐそばにあった昔行ったラブホに行った。
ベットのにおい、絨毯のちょっとほこりっぽいにおい
なにもかもなつかしい。
当然私たちはきつく抱き合い、
裸で感じる彼の唇そしてトロトロになった私のあそこにも
ちゅるちゅると音をたてて舌を這わせ、
彼の大きいものがはいってきた。

久々の彼とのセックスは痛かった。
痛くて奥の方がツンツンとしびれるようにいたかった
こんなに濡れてるのに…。

下腹部のなんとも言えない痛みを感じながら
私たちはずっとずっとキスをしたり、肌のにおいを感じたり
忘れないように抱き合っていた。

さらに数年後。私は結局結婚を約束していた恋人とは結婚はせずにまだ恋人同士だ。
でも何となく…もうあのとき以来彼と会いたくもないし、もうセックスをしたいと思わないのだ。
また彼にハマってしまったら…こんどは私が逆に
「彼のことは左脳で好き、君の事は右脳で好き」と言ってしまいそうだからだ。